「ウクライナ最新情報/スコット・リッター”For they have sown the wind, a…」The Sun Snores Pressのスレッド

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ウクライナ最新情報/スコット・リッター ”For they have sown the wind, and they shall reap the whirlwind. ” Hosea 8-7 「自ら災いの種を撒き、最悪の結果を刈り取る。」ホセア書8章7節 「あるいは、世界が一変した9月」

2022-10-14 20:23:59

9月初めのウクライナ軍によるカウンター・アタック、ルガンスク・ドニエツク・ザポリチア・ケルソン四州で実施されたレフレンダム、マザー・ロシア再編入とマザー・ロシア防衛宣言までをスコット・リッターがまとめて解説します。

2022-10-14 20:24:46

スコットは、Scott Ritter News、The Grayzone、Richard Medhurst、Redacted、U.S. Tour of Duty、The Dive、The Left Lense、Judge Napolitano、Issues that matter、Garland Nixon、Diane Sareその他で精力的に情報を発信し続けていますが、その動画のほとんどが2時間超の長さです。

2022-10-14 20:26:42

全訳公開は不可能であり、それらの要約公開になりますが、本文は可能な限りスコット始め発言者本人の発言からの翻訳で構成します。

2022-10-14 20:27:27

①スコット:9月6日に始まったウクライナのカウンター・アタックはロシア軍コントロール下にあったカーキフのエリアから約4000平方キロメートル(特別軍事作戦開始以来ロシアが獲得した約2%)を奪取し、そのことは西側でウクライナ軍の輝かしい勝利であるかのように報じられています。

2022-10-14 20:28:14

②時を逃さずゼレンスキーはテキサスでの軍事産業会議でウクライナへのさらなる軍事援助を求めると演説しました。 カーキフで何が起きたのか、その意味はなんなのか、軍事的視点と外交的視点から論じてみたいと思います。

2022-10-14 20:29:13

③今年の5月、私はガーランド・ニクソンのインタビューに応じ、そこで前CIA分析官のレイモンド・マクガバーンと話しました。あの時、私たちはロシアの特別軍事作戦はフェーズ1が終わりフェーズ2に移行したと話しました。

2022-10-14 20:30:28

④5月までにロシアはNATOが過去8年間に築き上げてきたウクライナ軍の軍事能力をほぼ破壊していたのです。ウクライナ軍とロシア軍の死者比率は15 : 1とロシアの優勢が圧倒的でした。 しかし、アメリカの530億ドル(現在は800億ドルにまで膨らみました)もの軍事援助が事態を一変させたのです。

2022-10-14 20:31:23

⑤私はインタビューの中でそのことにも言及しました。それは全くのゲームチェンジャーでした。命令指揮系統、ロジスティック、兵器、作戦作成がすべてNATOのもので兵隊だけはウクライナ人ですがもはや完全なNATO軍になり、以前のウクライナ軍とは全く別のものになっていきます。

2022-10-14 20:32:06

⑥重要なことは、彼らはウクライナ国外で、たとえばドイツのラムシュタインやシュツットガルト、イギリスのケントやその他デンマークやポーランドで訓練を受けていたということです。 ※ラムシュタイン空軍基地

2022-10-14 20:36:16

⑦ウクライナ国内では、いつロシア軍の攻撃があるか分からないので訓練に集中することができませんが、ヨーロッパなら十分な食糧と睡眠が確保され訓練に集中できるからです。

2022-10-14 20:36:59

⑧ゲームチェンジャーの意味するところは、それによって ロシアが明示した三つの目標: ❶ドンバスの解放❷ウクライナの非軍事化(非NATO化)❸ウクライナの非NAZIS化の達成が不可能になったこと、つまり、その時点で、20万人のロシア軍では十分な兵力では無くなってしまったことです。

2022-10-14 20:37:40

⑨ドンバスは解放されたものの、ウクライナの攻撃が続きロシア人が殺されています。ウクライナは非軍事化(非NATO化)されるどころか、むしろ完全にNATOの軍隊になっていました。非NAZIS化はどうでしょうか?

2022-10-14 20:38:46

⑩カーキフから発信されるたくさんのウクライナ軍のセルフィーから一目瞭然のように、どこを見てもAZOVとライト・セクターのオンパレードです。ウクライナはますますNAZIS化しまいました。3つの目的を達成するためには20万人の軍隊でドンバスに引きこもっていたのでは絶対に不可能です。

2022-10-14 20:39:53

⑪軍事的に完全にウクライナを制圧しキエフの政権を倒することが必要ですが、20万人の兵力では全然足りないのです。私はそのことをあの5月のインタビューで警告しました。9月のカウンター・アタックは、あの時の警告が現実になってしまったということなのです。ゲーム・チェンジです。

2022-10-14 20:40:39

⑫しかし、この5ヶ月間の時間稼ぎのために、ウクライナがしたことといえば全く軍事経験のない市民を徴兵して前線に送ることでした。十分な戦闘訓練を受けていないパン屋やバス運転手や医師や教師がただ殺されるためだけに前線に送られ、そして殺されていったのです。

2022-10-14 20:41:22

⑬しかし、5ヶ月経った時、ウクライナのNATO軍ははるかに高い戦闘能力を備えて生まれ変わっていました。 今回のカウンター・アッタクでウクライナ軍(NATO軍)は陽動作戦を実行しました。これはロシア軍が4月に実行した戦略です。

2022-10-14 20:41:57

⑭あの時、ロシア軍は戦略的にあまり重要でないキエフをわざと包囲して首都防衛という使命を帯びたウクライナ軍をそこに引きつけ、その間隙をついて南部を攻略しました。今度はウクライナ軍がそれをやりました。ケルソンに総攻撃を仕掛けると見せて、そこに集中攻撃を仕掛けてきました。

2022-10-14 20:42:41

⑮陽動作戦は相手を信じ込ませることが必要です。ケルソンでウクライナ軍は撃退されましたが、信じ込ませるために多数の犠牲を出しながら繰り返し、繰り返しそこを攻撃してきました。そしてそれは成功しました。北部にいたロシア軍を南部に引き付ける結果になりました。

2022-10-14 20:43:20

⑯加えて、戦闘には周期というものがあります。長期間、ずっと継続して集中した戦闘を続けることはできません。疲れたら休むことが必要なのです。2月から集中して続いていた戦闘が7月に入ってからこの休暇期間に入っていました。

2022-10-14 20:44:06

⑰6月末までにウクライナ軍をほぼ壊滅していたからであり、休暇を取ることで秋の大規模攻撃の準備をしていました。そして、撤退した正規軍に代わってカーキフに配属されていたのがスワット・チームでした。

2022-10-14 20:44:50

⑱これは基本的に都市における武装テロリスト・グループを駆逐するためのチームで、非常に優秀で勇敢ですが、重戦車を備えた大軍を相手にした戦闘チームではありません。所属も防衛相ではなく内務省であり、軍隊ではなく、あくまでも治安維持警察なのです。

2022-10-14 20:45:32

⑲前線に軍隊を置かず、代わりに治安部隊を置いたことは想像力を欠き、叡智を欠いたロシア側の全く愚かな軍事的ミステイクでした。そして、そのことをロシアのインテリジェンスは事前に察知していたと私は信じます。

2022-10-14 20:46:11

㉑CIAと同様な組織の問題がロシアのインテリジェンスにもあって、それはどういうことかと言うと、せっかく情報局が正確な情報・分析・評価を出してもそれをミドル・マンが上部に持っていく過程で、上部が聞きたくないことを隠してしまうということです。

2022-10-14 20:47:58

㉒聞きたくないこととは、ロシア軍の兵力は20万人までと厳しく厳命されていましたから、それを簡単に増やすことはできないということです。

2022-10-14 20:48:35

㉓ロシアの正規軍は120万人ですが、その守備範囲は広大でシリア、アゼルバイジャン、アルメニア、タジキスタン、キルギスタン、また新たにNATOに加入したフィンランドとスエーデン、カリニングラード、バルト三国、ジョージア、ポーランドを守備しなければなりません。

2022-10-14 20:49:16

㉔また太平洋側ではキリル諸島をめぐって日本との潜在的な戦闘の可能性があり、また朝鮮半島の事もあります。ですから、120万人と言っても決して余裕のある数ではありません。仮に動員する場合でもさまざまなことを考慮に入れなければならないわけですね。

2022-10-14 20:49:51

㉕だから、カーキフは「まあ、大丈夫だろう」ということでおそらく無視された。軍事において完璧ということはありません。図面の上で完璧な作戦ができても、実際に実行するとなると地形の問題、天候の問題、また部隊が疲労していたり、兵員不足だったりといったいろいろな問題が出てきます。

2022-10-14 20:50:29

㉖しかし、南部において、ロシア軍はほぼ完璧な陣形を敷いていました。それは強力な軍事的拠点が前線上に3キロ以内の近距離で網の目のように張り巡らされている状態です。

2022-10-14 20:51:09

㉗敵が間隙を縫って侵入しようとすると、実際にはロシア軍が「火のヤカン」と呼ぶ場所に引き込まれ、両側から集中砲火を浴びて壊滅するというものです。南部ではそれが機能していました。 アントニフカ・ロードブリッジやクリミアン・ブリッジといった大動脈の安全を確保する必要があったからです。

2022-10-14 20:52:14

㉘しかし、1000キロを超える前線を20万人で守備するとなると、しかもロジスティックにかなりの数を当てなければなりませんから、場合によっては1キロを15人足らずで守備しなければならなくなり、とても足りません。

2022-10-14 20:53:05

㉙ロシア・インテリジェンスの現場からの警告は不幸にして現実のものとなり、手薄なカーキフにウクライナのNATO軍精鋭が襲い掛かったのです。彼らは集中して防衛の間隙を突破して侵入すると、全力で突進してきました。さて、防衛網を破られたロシア軍には二つの選択肢がありました。

2022-10-14 20:53:53

㉚一つは「何が何でも戦う」です。これはかつてアドルフ・ヒトラーがモスクワ攻防戦でドイツ軍に命令した作戦です。ソビエトの猛攻を抑えるためのもので、実際にドイツ軍はソビエト軍のスピードを遅くすることに成功しました。しかし、その代償としてドイツ軍はとてつもない数の犠牲者を出したのです。

2022-10-14 20:54:37

㉛結果、ドイツ軍は二度と立ち直ることができないほど破壊されていました。カーキフでロシア軍は何が何でも戦い抜いて、もしかしたら勝てたかもしれないし、あるいは負けたかもしれません。しかし、いずれにしてもたくさんの犠牲を避けられなかったでしょう。

2022-10-14 20:55:11

㉜万一、負けてゼレンスキー率いるウクライナ軍がキエフのステパン・バンデラ通りで何千人というロシア人捕虜をを引き回して行進するようなことになると非常にまずいことになります。そこで二つ目の選択肢としてロシア軍が選んだのが、戦略的にそれほど重要でないカーキフを捨てて撤退することでした。

2022-10-14 20:55:49

㉝ロシア軍の撤退は非常に冷静で統制の取れた見事な撤退でした。その時、彼らは、すぐに持ち運びの困難な重い兵器を見捨てる代わりに、軍の中で最も価値の高い資源、人的資源をほとんど無傷で撤退させることに成功したのです。撤退の際、ロシア軍は送電所を破壊しました。

2022-10-14 20:56:29

㉞それを戦争犯罪だという人がいますが、いいえ、戦争犯罪ではありません。軍事的に使用されているものは学校であれ、病院であれ、合法的な軍事目標と見做されます。電気を敵軍が使用していれば、パワー・グリッドは合法的な軍事標的を見做されるのです。

2022-10-14 21:01:07

㉟ところで、軍事標的としてのインフラ破壊というと、私は私自身が関わったイラク戦争の「砂漠の嵐作戦」を思い浮かべます。あれは全く完全な破壊でした。実行の過程で私たちは多くのイラク市民を殺しました。

2022-10-14 21:01:49

㊱全てを根本から破壊し尽くしたので、再建はゼロから始めなければならず、回復まで何年もかかりました。それどころか20年以上経った今でも完全には回復していません。それがアメリカのやり方です。しかし、ロシア軍のやり方は全く違っていました。

2022-10-14 21:02:20

㊲非常に綿密に計算され細心の注意を払ってピンポイントで行われました。どうしてそんなことが言えるかというと、送電はわずか24時間後に回復したからです。

2022-10-14 21:07:39

㊳送電所を再び攻撃し、回復まで結局さらに24時間かかりましたが、結局ロシア軍にとって必要だったのは、撤退のための24-48時間の時間稼ぎだったからで、インフラ破壊そのものではなかったからです。

2022-10-14 21:08:14

㊴不幸なことに、送電所攻撃で市民が一命亡くなりましたが、何千何万人を当たり前のように殺したアメリカ軍(NATO)とロシア軍の違いはここからもよくわかると思います。それからロシア軍はダムを破壊しました。

2022-10-14 21:08:48

㊵朝鮮戦争の時、アメリカは北のダムを破壊して市民に多くの溺死者が出ましたが、ロシアのやり方は全く違っていました。水はゆっくりと市街を満たしていき、交通を完全に麻痺させましたが、溺死した人はゼロです。

2022-10-14 21:09:53

㊶対照的に、川への放流は計画的に水量とスピードを増して行われ、ウクライナ軍が築いた橋を一網打尽に押し、ウクライナ軍は岸の西側に釘付けにされました。非常に綿密に計算され、細心の注意を払って実行されたプロフェッショナルな仕事でした。

2022-10-14 21:10:43

㊷結局、ウクライナのこのカウンター・アタックで勝ったのはどっちだったのでしょう?カーキフの地図を見てみましょう。数日前まで赤く塗られていたロシア支配地が、2日後には青く塗られたウクライナ支配地に代わっています。これを見ると、ウクライナ軍が圧勝したように見えます。

2022-10-14 21:13:54

㊸では両軍の犠牲者を見てみましょう。この電撃作戦でウクライナ軍が失った兵は6000人です。それに対してロシア軍の犠牲者は200人です。この戦闘で勝ったのはウクライナ軍でしょうか?ロシア軍でしょうか?もちろん、ロシア軍が勝ったのです。

2022-10-14 21:14:28

㊹ウクライナ軍は地図を赤から青に塗り替える代償として、5ヶ月かけて作ってきた最高の人的資源を失うことになりました。ロシアのスクワット・チームは退却する時に効果的に炎のヤカンに敵を引き込んで殺したのです。ウクライナ軍が戦ったのはロシアの正規軍ではありません。あくまでも治安部隊です。

2022-10-14 21:15:02

㊺にもかかわらず犠牲者はウクライナの6000に対し、ロシア側は200です。ウクライナは5ヶ月かけて育成してきた虎の子の軍隊をピュロスの勝利で失った。その意味するところはすぐ明らかになるでしょう。これが、西側メディアがウクライナの大勝利と喧伝するカウンター・アタック(反転大攻勢)の実態です。

2022-10-14 21:16:28

㊻ロシア軍は極端に切迫した状況下でこれを行ったのです。それは軍事的に芸術の域に達していたと私は評価しています。歴史の中でこの戦闘が振り返られる時、それは戦争史家ジョン・エリックソンの書いた『東部戦線』と『スターリングラードへの道・ベルリンへの道』のモダン・バージョンになるでしょう

2022-10-14 21:17:23

㊼2週間ほど前ですが、私はブルストック大隊の司令官アレクサンダー・コダコフスキーにインタビューしました。興味深いことに彼は毎日自分のブログを更新しています。彼はこのカウンター・アタックについて次のように書いています。 ※Alexander Khodakovsky

2022-10-14 21:18:31

㊽「我々は強烈な一発を食らった。実際、NATOのパンチは強烈だった。我々は今、深刻な代償を払っているところだ。しかし、結局のところ、彼らは我々を打ち負かすことはできなかった。そして、我々は敵の正体を確認することができた。敵はもはやウクライナ軍ではない。NATOである。」続く→

2022-10-14 21:19:26

㊾「我々はこの戦闘から教訓を得て、彼らに何ができるかを学んだ。二度と再び、彼らが同じことをすることはできないだろう。」 私はコダフスキーに賛成します。ウクライナは小さな戦いに勝ちはしましたが、大きな戦いで負けたのです。

2022-10-14 21:20:10

㊿しかし、ロシアにとってやはりこれは言い訳のできない、取り返すのつかない敗北でした。なぜなら結果としてロシア軍はカーキフの住民を見捨てることになったからです。ウクライナの手に落ちたカーキフのロシア人や親ロシア派の人々に何が起こっているのかは想像に難くありません。

2022-10-14 21:20:49

51. ロシア軍を家に招き入れ、ロシア軍に食事を供し、ルーブルを受け取り、あるいはロシアのパスポートさえ受け取った人々に今繰り返されているのはブッチャで起きたあの虐殺でしょう。親ロシアを表す白い腕章をつけた人々、ロシアの配給袋を受け取った人々はロシアの協力者として虐殺されました。

2022-10-14 21:21:16

52. ブッチャの地方放送局が「これから治安部隊はクレンジング作戦を実行するので、住民は家から出ないように」と放送しました。今、それと同じことがカーキフのロシア人に対して行われているのです。これはロシアにとって大変な失敗でした。

2022-10-14 21:21:53

53. なぜなら、プーチンは2022年2月の演説で歴史を引用し、「私の仕事はロシア人を守ることだ」と言いましたが、それと矛盾するからです。しかし、これはプーチン政権にとって覚醒の機会となりました。

2022-10-14 21:22:25

54. 時を移さず、9月23日-27日に、ルガンスク、ドニエツク、ザパリチア、ケルソンの四州でロシア編入の是非を問うレフレンダムを行いました。結果は、ドネツスクで99.23%、ルハンスクで98.42%、ケルソンで87.05%、ザポリチアで93.11%がロシア編入に賛成票を投じました。

2022-10-14 21:23:04

55. この結果を受けて9月30日、ウラディミール・プーチン大統領はロシア議会で四州の正式編入を発表。ここにおいて、2月24日に始まったロシアの特別軍事作戦は、その法的枠組みが完全に変わります。

2022-10-14 21:23:35

56. 先制的集団的自衛権で同盟国を助けるために国外に軍を送るという立場から、マザー・ロシアを侵略者から防衛するために戦うという立場に変わったのです。

2022-10-14 21:24:09

57. 9月30日、ロシア大統領ウラディミール・プーチンは「マザー・ロシア防衛のために、ロシアは(核を含む)あらゆる手段を使って全力でロシアを守る」と演説しました。 (了)

2022-10-14 21:25:07

58. 解説:現在、ロシアにおけるウラディーミル・プーチンの人気はかつてなかったほど高いです。しかし、その政策に批判がないわけではありません。特別軍事作戦に関して言えば、これはそれが始まった当初から言われていたことですが、作戦があまりにもソフト過ぎると批判されてきました。

2022-10-14 21:25:36

59. ロシア軍が最も得意とする圧倒的な重火器戦略はほとんど使われなかったし、大規模な空軍の投入もありませんでした。それを使えば、1週間でウクライナ全域を制圧し、キエフのナチス政権を崩壊させることができたはずなのに、使いませんでした。

2022-10-14 21:26:08

60. 戦闘の定番であるはずのインフラ破壊も電子戦も行いませんでした。道路も鉄道も通信網も無傷だったのでウクライナ軍はそれを使って自由に往来し、ゼレンスキーはNifLexなどで世界を相手に好き放題のプロパガンダができたのです。

2022-10-14 21:26:40

61. それはロシア軍に想像を超えた忍耐と時間を要求し、結果としてより多くのロシア人の犠牲を出す事になるのですが、それを十分承知の上で、ロシアは市民の生命とインフラ保護を優先したのです。また先制的集団自衛権行使という国際法状の枠組みから逸脱しないようにという図らいもあったと思います。

2022-10-14 21:28:41

62. しかし、ここにもう一つ、本当に重要な理由があります。それは、今までロシアが何年もかけて忍耐強く築き上げてきたヨーロッパとの経済的関係をここで破壊したくなかったということがあります。ヨーロッパの繁栄は安くて豊富なロシアのガスに完全に依存していました。

2022-10-14 21:29:13

63. 小麦をはじめとする農産物、そして肥料も必要項目です。プーチンはそれをよく知っていたし、経済関係を損なわず、それを売り続けたいと思っていたのです。

2022-10-14 21:29:54

64. だから、SWIFTから除名され、莫大な海外資産を凍結されるというひどい仕打ちをされても、ルーブル払いという方法を作ってドイツにガスを変える道を残していたのです。元栓を閉めれば、ラムシュテインでのウクライナ軍の訓練も止められたはずなのに、送り続けていました。

2022-10-14 21:31:11

65. ですから、来るべき冬にドイツが飢え凍えても、その責任はロシアにはなく、全てドイツ自身にあるのです。 ガスを止めたければ単純に元栓を閉めればいいだけのロシアが莫大な投資をして作ったインフラをわざわざ自分で破壊するはずは絶対にありません。

2022-10-14 21:32:07

66. ここで面白い動画を三つほど紹介します。一つ目は、ジョージ・W・ブッシュ政権二期目で国務長官を務めたコンドリーザ・ライスがドイツのWelt(N24)のインタビューに答えているものです。

2022-10-14 21:32:42

67. コンドリーザ・ライス:「ロシアの貿易収入の80%が石油と天然ガスの輸出に依存しており、その経済はたいへん脆弱です。ドイツが石油と天然ガスの輸入を止めることでロシアを弱らせることができます。」

2022-10-14 21:34:06

68. ライス:「ドイツ経済にとって大きなマイナスになるでしょうが、ロシアを弱らせるため戦略として私たちが持っている数少ない選択肢の一つです。ドイツ経済破綻よりもロシア経済破綻の方が早いでしょう。また、アメリカに豊富な石油と天然ガスがあります。」

2022-10-14 21:35:01

69. ライス:「ロシアからではなく、アメリカから石油とガスを買ってください。」

2022-10-14 21:35:46

70. 二つ目はアメリカ上院公聴会でのロン・ジョンソン上院議員とビクトリア・ヌーランドとのやりとりです。 ビクトリア・ヌーランド:「貿易や旅行を含め、ロシアを世界経済システムから完全に遮断するために私たちはありとあらゆる手段を講じます。」

2022-10-14 21:36:53

71. ロン・ジョンソン:「その具体的な方法の一つとして、例えば現在進行中のノード・ストリーム2プロジェクト完成を永遠に凍結することは可能ですか?」 ロン・ジョンソン:「曖昧なやり方ではなく、プロジェクトの完成を永遠に不可能にする何か具体的な行動を考えていますか?」

2022-10-14 21:38:06

72. ビクトリア・ヌーランド:「プーチンがウクライナに侵攻した時、そのプロジェクトは葬られることになるでしょう。」

2022-10-14 21:38:58

73. 三つ目は記者会見でのジョー・バイデンの言葉です。 ジョー・バイデン:「プーチンがウクライナに侵攻した時、我々はノード・ストリーム2プロジェクトにとどめを指すでしょう。」

2022-10-14 21:39:57

74. 記者:「でも、実際に私たちにどうしてそんなことができるのですか?ノード・ストリームはドイツのプロジェクトですよ。」 ジョー・バイデン:「できるのだよ。我々にはそれができるということを私は君に約束する。」

2022-10-14 21:41:04

75. ドイツ経済の深刻なダメージを承知しながら、平気でロシアの安いガスを買わずにアメリカの高いガスを買えと言う。他人のプロジェクトをぶち壊すと当然のように国の最も責任ある立場の者が公の場で言う。同盟国に対するアメリカの傲慢で自己中心的な見下し方がよく現れていますね。

2022-10-14 21:41:43

76. 事件の現場であるバルト海はNATO(アメリカ)の支配する海域であり、そこでは水中ドローンを使った演習が行われていました。

2022-10-14 21:43:31

77. ノーム・ストリーム・パイプラインへの爆破テロの翌日、ノルウエーからドイツへ天然ガスを運ぶバルチック・パイプラインの開通式が行われ、偶然にしてはあまりも出来すぎた成り行きでした。

2022-10-14 21:44:02

78. 9月27日、バルチック・パイプラインの開業で最も利益を受けるポーランドの元外相ラデック・シコロスキーが”Thank you, USA.”とツィートしました。ちなみにラデック・シコロスキーはあの悪名高いアンナ・アップルバウムの夫です。

2022-10-14 21:45:34

79. バルチック・パイプラインの輸送量は100億立方メートル/y、増産しても130億立方メートル/yが限界で、ノード・ストリーム1の550億立方メートル/y、2の550億立法メートル/yには遠く及びません。競争相手だなんて全くとんでもない話です。

2022-10-14 21:46:09

80. 量が足りない上にロシアのガスに比べてはるかに値段が高く、しかも2030年を過ぎると急激に生産量が減ると見込まれています。バルチック・パイプやアメリカからの輸入に頼る限り、ドイツに将来はありません。

2022-10-14 21:46:39

81. 深い豊穣の文化的伝統を持ち、世界トップの科学技術力を持つドイツが倒壊するのです。ドイツの敵はロシアではなく、アメリカとEU内の同盟国同士であること、むしろ本当の味方はロシアであることをドイツ国民は悟って立ち上がるべきです。

2022-10-14 21:47:21

82. もう一つ、ウクライナのこれからの見通しについて話しておきましょう。今年の3月にゼレンスキーがウクライナがNATO加盟の可能性についてブリュッセルに打診した時、その回答は「ウクライナ加盟の予定はない。しかし、ドアは開かれている」でした。

2022-10-14 21:48:07

83. その意味するところは、相手に期待させながら実は仲間に加える気持ちが全くないということです。NATO(アメリカ)の狙いはウクライナを支援し、ウクライナ人をロシアと戦わせて一人でも多くのロシア人を殺させることです。

2022-10-14 21:48:45

84. 自ら戦地に行って戦うことも考えていないし、最後にウクライナがロシアを追放して失った領域を取り戻すことも初めから全く考えていません。ただ、ロシアを疲弊させるために戦闘が停滞して長引いた方が良く、そのためにウクライナ人最後のひとりまで血を流してほしいということです。

2022-10-14 21:49:15

85. プーチンが「もし、ウクライナに長距離ミサイルを支援したら、それをレッドラインを越えたのみなす」と言ったので、HIMERS(高機動ロケット砲システム)のミサイルには射程300キロのものと90キロの二種類がありますが、アメリカが送ったミサイルは90キロ射程のものだけです。 ※HIMERS

2022-10-14 21:50:20

86. ところが、9月のカウンター・アタックでウクライナはその大事な虎の子の兵隊を殺してしまいました。つまり、その最後の一兵が死ぬ瞬間がだんだん近づいているのです。

2022-10-14 21:51:10

87. 9月30日にゼレンスキーが、早くウクライナをNATOに入れてくれとアピールしたり、NATOに核の先制攻撃をしてくれと迫ったのは、実はそんな追い詰められたウクライナの絶体絶命の実状を示しているのです。

2022-10-14 21:51:50

88. ゼレンスキー政権(ネオナチ)はロシアの敵だがウクライナの人々は敵ではない。そのジレンマのためにこの8ヶ月間ロシアは時間をかけ極めて限定された軍事力でやってきました。

2022-10-14 21:52:29

89. しかし、それが結果としてブッチャの虐殺をはじめとして多くのロシア人の殺害を許し、カーキフでカウンター・アタックを許し、ノード・ストリーム・パイプラインズの破壊を許すことになりました。しかし、それも終わりです。

2022-10-14 21:52:59

90. 10月11日、ロシア防衛相は次のように発表しました。 「本日、ロシア軍はウクライナの軍事コントロール、コミュニケーション、エネルギー施設を高性能長距離ミサイルで攻撃し、攻撃の目的を達成しました。全ての攻撃目標は破壊されました。」

2022-10-14 21:53:50

91. 間近に迫った雨期の到来を待つことなく、一週間どころかわずか数時間しかかかりませんでした。

2022-10-14 21:54:53

92. 現地にいるエヴァ・バートレットによると、「ウクライナ全域でインフラ・シャットダウンを経験しています。都市に電気はなく、コミュニケーションは通じず、インターネットも使えません。交差点の信号は消え、上下水道も機能を停止しています。」だそうです。 ※Eva Bartlett

2022-10-14 21:55:59

93. しかし、ロシア軍の本格的攻撃はまだ始まっていません。雨季が終わり全てを凍らせる冬が来ると準備を整えたロシア軍リザーブ300000人(ロシア軍リザーブ2500万人の1.2%)が加わるときにそれは始まり、カーキフを奪回し、オデッサを抑え、ボルドバの東トランスニストリアまで繋がると、

2022-10-14 21:56:33

94. ウクライナは海のない、従って港のないランドロックの国となるでしょう。裁判が始まり、キエフ政権のおぞましい戦争犯罪の数々が明るみになるでしょう(西側で報道されることはないでしょう)。 本日をもって、ヨーロッパに供給していたすべてのエネルギー・グリッドを停止すると発表がありました。

2022-10-14 21:57:04

95. ヨーロッパに飢えと寒さの冬がやってきます。もう、戦争どころではありませんね。 昨日(10月13日)、アメリカ合衆国国防相ロイ・オースティンとNATO事務総長ヤン・ストールンバーグがブリュッセルのNATO本部で会い、「NATOはこの紛争に巻き込まれない」という共同声明を出しました。

2022-10-14 21:59:00

96. NATOがウクライナに関わっていないとは全く笑わせる話ですが、要はロシアと本気で戦争しようと思っている国など(潜在的にポーランドの可能性を除いて)どこにもないということです。

2022-10-14 21:59:23

97. 日本を含む西側(世界のわずか13%)では相変わらず事実は報道されず、馬鹿げたファンタジーの中に暮らし、ますます置き去りにされていくことを心配して、TSSPではこれからも世界の真実を伝えていきますね。 (了✌️)

2022-10-14 21:59:49
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山麓の家にアメリカ人の老詩人とふたりで暮らしています。お絵描き、音楽♪ 読書。ニワトリの放し飼い。料理じょうず。自転車(ロード)、くずし字・古文書読解。英語ペラペラ。スペイン語。中国語。русский язык。🇵🇸加油!

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The Sun Snores Press @taiyonoibiki
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