「1/ ウクライナ情勢を理解するためにフィンランドほど適切な例はない。「フィンランド化」という言葉が政…」よしログのスレッド

1,2202,7922022-02-25 22:47:10

1/ ウクライナ情勢を理解するためにフィンランドほど適切な例はない。「フィンランド化」という言葉が政治学用語になってるほど、大国に挟まれた小国がいかに独立を維持することが出来るかを歴史を通してフィンランドは雄弁に示してきた。 https://t.co/OnBuOPfluZ

フィンランドはNATO加盟していないけれど、そのせいで米国はHonetの新型機を売ってくれないとか。とはいえロシアが国境に軍事配備を始めたらNATOも北欧協定もフィンランドを守ってはくれないよねというのが現実。国がうまく経済発展を果たしているのでNATOへの期待が少なくて済んでいるのが幸い https://t.co/G8HibekVxm

2022-02-25 22:47:10

2/ 大国と大国の狭間は直接衝突を避ける緩衝地帯となるので、そのような位置にある国は緩衝国家とも呼ばれる。 18、19世紀中国とインド(後、英国)に挟まれたヒマラヤ諸国(ネパール、ブータン、シッキム)、 19、20、21世紀ロシア(後、ソ連)と英国(後、米国)に挟まれたアフガニスタン。

2022-02-25 22:47:11

3/ 大国を扱う手腕の違いによって、ネパールは独立を維持、ブータンは半分維持、シッキムはインドに併合というそれぞれ異なった運命を辿る。 アフガニスタンは頑強に抵抗を続け、列強国にボロボロにされたが独立を維持した。 同様に、第二次世界大戦中、フィンランドは微妙な立場に追い込まれた。

2022-02-25 22:47:11

4/ フィンランドを併合しようとするスターリンにフィンランドは抵抗したので、大戦の終結を敗戦国として迎えた。現在もフィンランドは国連憲章の敵国条項に該当する。 戦後、もはやフィンランドは西側が味方になってくれないので、嫌々ながらソ連のご機嫌を伺いながら独立の維持を模索する。

2022-02-25 22:47:12

5/ 極めて西側的な議会民主制と資本主義を維持し、独立を保つ引き換えに、フィンランドはソ連と相互援助条約を結び、軍さえNATOの宿敵であるワルシャワ条約機構と互換性のある装備を採用した。もちろん、NATOには加盟するわけがない。

2022-02-25 22:47:13

6/ 冷戦下で西側と東側の間で独立を維持したフィンランドの手腕は、ソ連覇権下の東欧と比較すれば際立っていた。やがて、冷戦が終了し、ソ連内からもその覇権下の東欧からも次々と独立していったが、これらの国はロシアと西側の緩衝地帯を形成してしまったと言える。

2022-02-25 22:47:13

7/ しかし、彼らには「フィンランド化」の経験も能力もない。NATO傘下に入るという道を選び、NATOの東方拡大が始まる。結果的に緩衝地帯が消滅する。ロシア側から見れば、敵に直接囲まれると見えるだろう。NATOという軍事同盟に参加する国と参加しないフィンランドの間に経験知の差が現れている。

2022-02-25 22:47:14

8/ 現在のウクライナの置かれた状況は、19、20世紀、南下を求めるロシア/ソ連とそれを阻止しようとする英国/米国に挟まれたアフガニスタンと非常によく似ている。東方拡大を続けるNATO/西側諸国とそれを阻止しようとするロシア。いずれにしろ、悲惨なのはアフガニスタンであり、ウクライナ。

2022-02-25 22:47:14

9/ 戦争はいったん始まると、勝つための論理、安全保障という理屈が、人権を含む全てに優先されるので自動機械のように進んでしまう。 国連憲章の論理は、総すくみ状態を作ることによって戦争を阻止するものだが、人類はまだそれを実現するほど賢くない。

2022-02-25 22:47:15

10/ 日本人の身近にも大国に挟まれた緩衝国家が一つある。日本。小国化が加速度的に進む日本の安全保障を真剣に考えたら、先制攻撃や敵基地攻撃なんて瞬殺されるような概念は出てこないはずだ。

2022-02-26 00:36:51
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日米英の教育機関で放蕩した。P2からD1まで国連で26年働いた。仕事のほとんどは戦場だった。難民保護、人道支援、平和維持活動、対テロ対策、平和安全保障センター長、ブロックチェーン顧問などの仕事を経て、 2019年国連を退職した。著書『カブールノート』幻冬舎2001年。https://t.co/umXg3nsVv4

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1989年から続く浅田彰さんとの「憂国呆談」(4月5日発売『ソトコト』3月19日校了)で「🇷🇺ロシアのウクライナ侵攻と各国の対応🇺🇦」を語っています。現状の政治・経済・報道に鑑み小生の発言部分を連ツイでお伝えします。 前号までの「憂国呆談」バックナンバーはこちらから⏩ https://t.co/UOpa8Rhvcf

さて、今更話だが。 軽く、ウクライナとロシアの関係をツリーで話しておこう。ツイッターで初めてウクライナを知った!という人向けの、とても軽い紹介だ。 まずウクライナとロシアの地理関係はこんな感じだ。緑がロシア、オレンジがウクライナ。ウクライナ君思ったより広いな?

アメリカが冷戦終結に際して旧ソ連とNATOを拡大しないと約束したのに、それを反古にしてNATOが東方拡大したことに、今回の事態の責任があるという見方がある。不拡大約束の有無について詳しく検討した本としては吉留公太『ドイツ統一とアメリカ外交』があり、NATO拡大の是非も色々議論されてきた。

戦争での破壊を防ぐためにウクライナが武器を置くべきだという議論や、そもそもNATO東方不拡大の約束を破った欧米が問題だと非難がなされることがあるが、重要な点を一つ忘れている。ウクライナが主権国家であり、侵略に抵抗するのも、NATO加盟を申請するという判断も、国民の意思、希望だということ。

ウクライナ戦争の原因について一つの見方を紹介させて下さい。マクフォール氏(スタンフォード大教授、米国駐露大使)らの論考です。NATO東方拡大ではなく、ウクライナの民主主義がロシアに波及することへの恐れが侵略の原因というものです。 「プーチンが最も恐れているもの」https://t.co/Oz57nCJjWx

Tatsuya NAKAZAWA @NakazawaTatsuya
106027782022-03-18 17:42:06

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NY時間10時、国連総会緊急特別会合が始まりました。 犠牲者に1分間の黙祷が捧げられ、これから総会議長、事務総長、100カ国の代表が順次、発言していきます。 ポイントは、数日以内に採択が見込まれる決議案の文言がどうなるか、何カ国が賛成するかです。 https://t.co/ymFBtivzoM

The Sun Snorer Press @taiyonoibiki
50792022-04-25 19:51:50

ウクライナ戦争「ロシアは圧倒的に勝っている」 前国連兵器査察官スコット・リッター マックス・ブルーメンソール(ザ・グレイゾーン) アロン・マテ(ザ・グレイゾーン) 6/7

NY時間1日午前10時、まもなく国連総会の緊急特別会合、2日目が開かれます。 ドイツやオーストラリア、キューバ、ハンガリー、クウェート、イスラエル、韓国、ベネズエラあたりに注目が集まります。 決議案は2日に採択予定で、すでに80カ国以上さ賛同が集まっています。 https://t.co/YE679zcjG3

はたして国際社会に正義はあるのか?これは国際政治学における古典的な問いです。英国の国際政治学者へドリー・ブルは、各国により正義が異なることを強調する立場を「プルラリスト」、そして国際社会でも一定程度共有すべき価値を強調する立場を「ソリダリスト」と呼びました。

インドが対露制裁に参加しないことは経済的動機や武器供給源としてのロシアの役割からも説明出来るんですが、バングラデシュ独立戦争時にソ連が真っ先に支援を差し伸べアメリカは「インドによる傀儡国家建設」を非難していた歴史を知っていると、今回の判断はむしろ当然かなと思わせるものがあります。

EU拡大について、ロシア的視点に徹底的に寄り添ったらこういう分析になった…というような記事(もちろん日経の記者さんが書いています)。 記事の前提が、EUとロシアがウクライナを巡って熾烈な勢力争いを繰り広げていることになっているようですが、まずそこが違うのでは。 https://t.co/gGk9OubE71

Priamal Fear @PriamalFear
362022-03-30 10:23:12

ウクライナ情報(RIA, TASS, LENTA, STRANAなどより) ウクライナ代表団長のポドリャク氏は、イスタンブールでの交渉結果について"声明"を発表した。

理表 @Rihyo37
982032022-04-17 13:50:23

ガリーヴ氏による、ロシアはなぜ巨大な北方の国になったのかを政治経済的に解説した記事を、翻訳要約してみました。 まとめ ・ロシアは最初北進してから南進を実行した ・敵対的買収によって拡大したモスクワ大公国 ・ロシア歴代政権の重要任務は2つ https://t.co/BpriaSieHQ

ロシア、ウクライナ問題、なにがどうなっていまプーチンがああなって戦が始まりそうなのかよく分からないから3行でよろしく、と賢いと友達に聞いたら、20行くらい来たけど、めっちゃ分かりやすかったからツリー👇

藤原直哉 @naoyafujiwara
33912022-03-16 22:29:49

ロシアのタス通信が伝えるウクライナ情勢 https://t.co/y45L5o7s5Y 機械翻訳の一部 ・ロシア連邦のイスラム教組織の指導者たちは、ロシア指導部を支持し、ウクライナでの軍事作戦を全面的に承認することを宣言しています。

ジャックス @knyaz_Shango
1492212022-04-26 22:57:32

ゴンサロ・リラ氏によるスレッド。 *ロシア軍は何故、キエフから撤退したか *ウクライナの未来はどうなるのか 私になりに翻訳してみました。 https://t.co/peIbAqEpTD

たられば @tarareba722
3819492022-03-10 15:18:42

イズムィコ先生による昨日の日本記者クラブ講演、執筆論文から読み解くプーチンの思想信条や国際情勢の捉え方の予測、ウクライナ情勢分析と今後の見通し、最後の「日本にできること」。個人的に特に感銘を受けた点を書き残しておきます。 「ウクライナ」小泉悠・東京大学… https://t.co/pF7NGHvXji

buvery @buvery
16272022-04-13 11:06:55

ロシアの毒電波ゆんゆんに当てられた人も多いと思いますが、あれを日本人の文脈で読んではいけない、と思う。

Tatsuya NAKAZAWA @NakazawaTatsuya
391352022-03-22 18:48:10

中・東欧3首脳のウクライナ訪問の件②: 会談のキーワードは自由・独立・連帯。このうち連帯は、EUとウクライナのみならず、「スラヴ」間の連帯をも強調するものとなった。「スラヴの連帯」は東欧だと1820年代に一般化する言い回しで、歴史用語でもある。ゆえに、この語を理解するには注意が必要だ。