「彼はどのようにして地下鉄サリンの実行犯になったか 彼らは麻原のどこに魅力を感じたのか。多かったのは「…」サンセットのスレッド

032018-07-09 01:26:05

彼はどのようにして地下鉄サリンの実行犯になったか  https://t.co/SmKz1J9e79 彼らは麻原のどこに魅力を感じたのか。多かったのは「どんな疑問にもすぐに答えを出してくれる」というものだった。生きがいや生きる意味など、容易に答えが見つからない問題に、麻原はすぐさま答えを出してみせた。

2018-07-09 01:26:05

地下鉄サリン事件の実行犯広瀬健一は、高校生の時から「生きる意味」の模索を始めた。文学や哲学など様々な本を読みあさり、瞑想を指導する団体にも入ってみたが、答えは見つからない。(中略)それでも新興宗教であることに抵抗を感じて足踏みしていた彼の背中を押したのが、「神秘体験」だった。

2018-07-09 02:21:30

魚川祐司の『仏教思想のゼロポイント』の知識で言うと、原始仏教を純粋にテクストとして読む限り、「悟り」というのは論理的な思考プロセスで到達するものではなく、物事の認知の仕方を飛躍的に変えなければいけない、という理解なんだけど、その辺の神秘性とかが現代にも尾を引いてる感を感じるなあ。

2018-07-09 02:33:07

麻原がダライ・ラマとかにも会って対話できている以上、密教やチベット仏教の知識も豊富だろうし、オウム全体で見れば西洋由来の神智学やニューエイジ思想とかも見え隠れしている。宗教的(あるいはイデア的)な話というのは、哲学者だけでなく科学者も「自論」の形で展開する例をよく見る気がする。

2018-07-09 02:48:07

太田俊寛の『オウム真理教の精神史』なんかは、デカルトの「理性の光」、ニーチェの「超人」、ユングの「集合的無意識」とかの神秘性も取り上げていて、納得する所が多い。単なるオウム論を越えてる感じがして凄い内容。

2018-07-09 02:58:52

『WM現代現象学』とか読んでいて怪しく感じたのは、まあ価値や道徳の話題とかまで踏み込んできたからなんだけど、基本的に議論が経験の中に留まってるので良いと思う。知覚や認知や感情の話からあんま飛び出さないので、哲学というより心理学の延長として読める。現象学は神を殺しにかかってると思う。

2018-07-09 03:19:56

しかし、量子論と結び付けた「こころ」の本とかは大抵クソスピリチュアル本だ。お約束みたいに「波動エネルギー」とか「引き寄せの法則」とか出てきたりして、この辺も疑似科学との距離が近い。動向を追ったり客観性を確かめるのが大変。

2018-07-09 03:47:51

『オウム真理教の精神史』を改めて読んでるけど、ロマン主義・全体主義・原理主義の三本軸からオウムの系譜を辿ろうとする意欲作で、まるでオウムが生まれたのが必然だったかのような、よくできた小説を読んでる気分にもなれる凄い本だと思う。寄せ付けない雰囲気のある本だけどもっと読まれてほしい。

2018-07-14 22:08:05

大田俊寛『宗教学(ブックガイドシリーズ―基本の30冊)』 > 大変に気の重いことではあるが、日本の宗教学の現状について裏表なく論じようとすれば、オウム真理教をめぐる一連の事件との関係について触れない訳にはゆかない。(中略)数々の凄惨な事件を引き起こした同教団に対して、当時の宗教学は、→

2018-07-15 20:03:09

確固とした学問的立場や見識を示すことができなかった。それどころか日本の宗教学は、オウム真理教の成立と発展を、陰に陽に後押しさえしてしまったのである。いわく、「狂気がなければ宗教じゃない」(中沢新一)、「仏教の伝統を正しく受け継いでいる」(島田裕巳)と。

2018-07-15 20:08:40

理系の人で特に「社会や宗教について客観的に論じられる訳ない」みたいに、社会学や宗教学を否定的に見る人がちらほらいるんだけど、実務上必要とされる学問領域でもあると思うんだよな。実際やってることは遠回りなことも多いと思うけど。

2018-07-15 20:15:15

大田俊寛『宗教学』 > 既に科学が高度に発達した現在に至ってもなお、我々は様々な宗教的物語から完全には自由になっていない。その理由は、人間が常に、様々な様式の「共同体」を形成して生を営む存在であるから、と考えることができる。 > 共同体は常に、祖霊、神、法人、王統など、→

2018-07-15 20:25:32

現実には存在しえない「虚構の人格」を中心に据えて成り立っている。 > 虚構の人格は、共同体の成員たちに対して、どのように生きるべきかという規範や道徳を、より厳密に言えば、「法」を告知する。共同体は、そうした法を紐帯として結成されるのである。 > 虚構の人格も、法も、共同体も、→

2018-07-15 20:29:45

現実には自然的根拠を持たない。本質的にフィクショナルな存在にすぎない。しかし人間は、それらが実在すると<信じる>ことによって、社会的諸制度を維持し、世代から世代へと生を紡いできた。 > 多くの共同体は、一つの世代で完結するものではなく、幾世代もの長期間にわたって存在し続ける。→

2018-07-15 20:34:43

共同体が世代を越えて存在し続けることや、成員がすべて入れ替わったとしても、共同体そのものは同一であり続けることを保証する象徴的存在、すなわち「虚構の人格」が、必然的に要請されるのである。(pp.9-11、若干改変) 「国家」とか「会社」とか「学校」とか割と何にでも当てはまると思う。

2018-07-15 20:41:39

是枝監督はブログで「(地域・企業・家族などの)共同体への帰属からの離脱が個人にとって不利益に働かない社会を〈リベラル〉であると考えてきた」と書いてたけど、そんな社会は実現するのか、実現したとしてそれがどんな社会なのかは全く想像できない。共同体の外にいる人は疎外されるのが普通では。

2018-07-15 21:03:52

満員電車のような不特定多数の人が集まる空間ですら、「互いに目を合わせない」みたいな暗黙の了解があったりする。ほぼ例外なく全ての社会に、というか社会の定義として、「虚構の人格」や「法」を紐帯とすることが必然ならば、社会のシステムには疎外者を出さないような完璧さが求められるのでは。

2018-07-15 21:14:12

そうは言っても法を破る人はいるだろう。そもそも破る人がいない内容なら法にならない。例えば今時、「甲冑を着て馬に乗ってはならない」みたいな内容は法として定める意味がない。程よく破る人がいる内容が法になる。だから社会は疎外者をほぼ例外なく作り出す。カルトは必然である。

2018-07-15 21:27:33

ネトウヨとかパヨクとかいう言葉で括られるだろう人達が、相手陣営の「宗教性」に言及するのを見る度に、それは半分正解で半分間違いだよなあといつも思う。自分の見方では両者の主張を足し合わせたのが正解(どちらも宗教性を見出せる)。そしてもっと言えば、「全ての社会には宗教性を見出せる」。

2018-09-01 19:27:08

R・コリンズ『脱常識の社会学』 > 社会学の中心的発見の一つは、人間の合理性は限られたものであり、一定の条件下でのみ生じるということである。また社会そのものも、究極的には論理的思考や合理的協約に基礎を持つのではなく、非合理的な基盤の上に立っているのである。 > 政治の基本的な性格は、→

2018-09-01 21:25:27

様々ある分派間の不一致と闘争である。だが重要なのは、どの分派も成員間の連帯を欠いては、他を支配することはできないということである。集団がこの連帯を持つには、その成員は自分自身の利益を計算するのをやめ、集団としての共通の利益のみを考えなければならない。そのためには、ただ乗りする→

2018-09-01 21:30:55

代わりに集団に貢献したいと思わせるような非合理的感情を共有する必要がある。イデオロギーやシンボル、そして感情が政治において特に重要なのはこのためである。 > どの利害関心が勝利を収めるかは、合理的計算の問題ではない。それは、集団内で人々を互いに結びつける道徳感情によって決まる。→

2018-09-01 22:16:41

これらの道徳感情を作り出す方法は、後で述べる「社会的儀礼」である。重要な点は、集団はいつも自らの利害関心を道徳的観点から捉えるということである。そうしなければ、そもそも集団は集団として存在しえないだろう。(1章を改変) 右翼vs左翼の対立を見てると、政教分離なんて理想論だと感じる。

2018-09-01 22:20:47

「社会的儀礼」というのは色々な意味があるけど、国家を歌うとか、会社の飲み会に参加するとか、友達に挨拶するとか、Twitterで賛同の意味を込めてリツイートするとか、そういう些細な行為も含んでいる。そういう「お決まりのコミュニケーション」が、同じ行為をする人々を結びつけるということ。

2018-09-01 23:09:38

お歳暮とか年賀状とか町内会とか学校行事とか、もう要らないんじゃないかみたいな話もたまに聞くけど、そういう風習や制度が社会を成り立たせているのもまあ事実だと思う。無理になくしても、代わりの風習や制度がまた生まれるのではないか。例えばネット上のコミュニケーションとか。

2018-09-01 23:23:53

例えば、「日本」「天皇」「愛国」とか、「自由」「平等」「民主主義」とか、特定の信念を「聖」なるものと見なしてその他の「俗」を排除する集団は、性質的に宗教以外の何物でもないと思う。宗教的ドグマが近代化して政治的イデオロギーになっただけ。

2018-09-01 23:33:17

いわゆるネトウヨとパヨクの対立では、例えば相手陣営の特ダネをすっぱ抜いて味方陣営で非難するみたいな、まさしく「社会的儀礼」によって連帯ができてる所があると思うし、ネトウヨとパヨクの関係は実は持ちつ持たれつの所があると思うんだよな。敵がいなくなるとアイデンティティが失われるという。

2018-09-01 23:43:58

Twitterだと面白いデータが取れて、例えば熊本地震での外国人へのデマツイートを調べたら、全体の3.8%にすぎない1834のアカウントが、全体の25.0%のツイートを投稿してたらしい。 インターネット上の災害時「外国人犯罪」の流言に関する研究 https://t.co/fWVwxFC15A #CiNii

2018-09-01 23:54:43

何度も言うけど、宗教的なものはどんな社会にもある。分かりやすいのがネトウヨやパヨクという言葉で括られる人々というだけで。でも実際、彼らが用いる概念のうち、自然的根拠を持つもの(自然法則から導かれるような概念)は、果たしていくつあるのだろうか。自分には記号遊びにしか見えない。

2018-09-02 00:11:43

オウムの後継団体である「アレフ」には、今でも毎年100人くらい入信者がいるらしいけど、「オウム的なもの」だってどこの社会にもあると思うんだな。戦時中には神道は宗教でないと見なされていたけど、現代でも貨幣制度とか個人主義に対して、きちんとした根拠を言える人がいるのだろうか。

2018-09-02 00:56:58

オウムの死刑執行は、個人的に臭いものに蓋をされた部分もあると思っていて、危険だから監視しないといけないのはそうだと思うけど、オウムへの厳しい処置がかえってオウム信者の結びつきを強めることもあると思う。逆に、死刑執行することで、一般的な日本人の結びつきも強まったかもしれんけど。

2018-09-02 01:03:21
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はるかかなた @isawmydevil
4463140792022-11-19 05:13:49

「リベラルがなぜ嫌われるのか?」というテーマが盛り上がっているようですが、政治哲学の分野では50年ほど前に盛り上がったことがある話題なので、簡単にご案内します。リベラルの中の人の属人的な資質の問題ではなくて、あくまでリベラルが抱える理論的な問題だからです。(1/n)

あるタイプの人の若い時期に共通する内面性として「冷たさ」と言うのがあるように思う。私もそうだった。冷ややかで怒りのような感情や世界に対する決めつけが主体になっていて、自分ではそのことに気がつかない。後で振り返ると世界に「膨らみ」がない。

ネット文化以前の世代の人達、根本的にひろゆき的なメンタリティが怖いのかもしれないな。自分達のアイデンティティを、簡単に崩されてしまうように感じるのかもしれない。だから「敬意を払え!」とつい口にしてしまうのかもしれない。自分達も虚構の上に立ってる事を薄々勘づいているから。

岸政彦 @sociologbook
84423462022-06-20 13:41:55

この記事についてはすでにさんざん叩かれまくっているので、私なんかがいまさら何かを付け足す意味もないですけど、まあいちおう沖縄社会研究の流れをふまえてコメントします。 https://t.co/W9cqbTh3eI

kemofure @kemohure
2675092022-06-24 16:51:42

海外のSuper Smartphone(すごいスマホ)評。 「(すごいスマホの主人公は)典型的なアニメの主人公だ(略)日本の作品の主人公は圧倒的な力を持つと、多くの場合は冷酷になるが、平等な立場に付く場合は常に『友達を守りたい』的な雰囲気になる」 面白い。日本人は神の倫理がないので友情がそれを代行と

YOSHINAGA Shin'ichi @ma_tango
173949172020-06-28 22:58:40

オカルトという言葉は、1973年コリン・ウィルソンの『オカルト』が翻訳されてから日本で流布したわけです。現在東北大院生でオカルトの流行と真言宗との関連を研究している方がいますが、その中間報告で面白い指摘がされていました。

諸隈元シュタイン @moroQma
2283252022-05-14 00:08:39

今週は文春より強烈な新潮砲 かつてドストエフスキーは、首を強盗に斬り裂かれても、発射される大砲の前に立たされても、生き残れる希望はゼロじゃないから、死刑よりマシ! という死刑(未遂)経験者ならではの特異な思想を白痴の主人公に声を大にして語らせたが、この拷問よりは死刑の方がマシマシ

猫さん @ilovecat222
642375022022-02-04 20:42:25

うちね。父のDVがひどくて、母は小さい私を連れて離婚したよ。そのDV父が数年前からなんか火でもついたかのように「娘が連れ去られた、誘拐だ、娘に会わせろ」って言ってさ。母も私も住民票閲覧制限かけたら虚偽DVって言ってさ。悪いもん食った?と思ったらこの議連が火元だったんやで。これガチ。 https://t.co/N50vOcA3nL

(1)遅ればせながら、一部で話題になっている某映画監督の祝辞を読んだ。重要な論点を含んでいると思うので、以下コメントしたい。 https://t.co/h3zqGrMSlx

あばきだす渡 @watarinigou
26932022-09-21 08:22:49

これは一定の普遍性を備えた暗黙知ですが、『子を生み育てない我々には存在意義が無い』のです。ほぼ無い。 余人に代替不能な社会貢献や生産や研究を行っている才人には該当しませんが、凡人は子を生まなければほぼ無価値。 問題は凡人がこれに気づくのが色々と手遅れになった30代後半以降という事。⇒

島本 @pannacottaso_v2
11302022-03-16 10:00:40

高齢者が強くシルバー民主主義を望んでいないという話は、高齢者を消費者とネオリベラリズムに置き換えても成り立つんですよね。 うっすらと存在する個々人には弱いニーズを集めてそれに応えることでリバースドミナンスを起こしているのが、所謂お金持ちだというようなことを自分は考えてますね。

この事例は、普通に「男性差別」ではありますが、過去に自分や周囲の人々が被害を受けたり、受けた話を聞いている場合において、一定の警戒や嫌悪の「感情」を覚えることまでは否定できないし、否定すべきでもない、というだけの話です。 https://t.co/qTPrzJDJqh

尾上正人 @9w9w9w92
002022-03-31 05:29:33

Lopreato, Joseph and Timothy Crippen.(1999→2002) Crisis in Sociology: The Need for Darwin, Transaction.

北林あずみ @kitabayasiazumi
871782022-03-25 16:57:07

日本共産党は「正義」の戦争と、「悪」の戦争とがあるという基本的認識を持っている。驚くべき認識だが、これによって、れいわ新選組が既存の政治的枠組みを超えた、新しい政治的地平に立ち、新しい政治的可能性を秘めた政党だという認識に辿り着いた。この件について、また連続してツイートしたい。①

Ippei Oshida @ippei_oshida
12238363022022-01-01 22:58:02

息子が小さかった頃、「は」に点々をつけると「ば」になるということが、何度教えても理解できなかった。「か→が」や「た→だ」の対応関係はきちんと理解しているのに、なぜか「は→ば」だけが理解できない。「『は』に点々をつけると何になるかな?」「う〜ん、わかんない」の繰り返しだった。

サキノハカ @sakino_haka
8755326652022-06-26 12:17:54

ところでなんとなく水子地蔵について調べたら、近代に至るまで日本には堕胎した子供を供養する風習は基本的になく、水子供養は商業化した寺院によって1970年代に作られ、マーケットとなったという歴史があることがわかり、「そんなに最近なの!?」と驚くと同時に面白くて興奮しています。

平 裕介 @YusukeTaira
2753962022-07-17 19:21:25

売春防止法案の質疑(第24回国会同衆議院法務委員会会議録33号昭和31年5月11日)で、松原一彦政府委員は「性の方面における羞恥を失った者は…人間じゃない。本来性行為は神聖であって男女の性交は神前の誓いから始まっておる」とまで明言しています。このような宗教的思想が立法趣旨となっているのです

(必ずしも対立する見解ではないのですが) 教養あるもの同士だと酒飲むのもセックスするのも教養の一部を構成すると思う https://t.co/2ttaB8RYDX

平 裕介 @YusukeTaira
5219462022-04-25 22:37:29

①国連機関が日経の月曜日のたわわ広告に抗議し一方的にマスコミに公表した件、 ②企業広告に「表現の自由」はないと断言した政治学研究者の件、 ③大学のコンサル的な人が文系研究者に、既に公表した論文をまとめたものを単著の本にしてはダメだと指導(制裁にも言及)した件、 これらには共通点がある

EvoPsy @selfcomestomine
2503892020-02-29 09:40:08

現代ビジネスさんに寄稿させていただきました。前回からさらに掘り下げ、日常的な感情である「嫌悪感 / キモい」が生む社会の亀裂を考える記事です。よろしくお願いします。 >「キモい」がいじめっ子と差別主義者の口グセになった「根深い原因」 @gendai_biz https://t.co/RcyRv7BgFg #現代ビジネス